セイズ株式会社様
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セイズ株式会社様は、住宅を建築する土地の仕入れから設計、デザイン、広報企画、販売まで行う住宅メーカーです。
ActiBook / IZANAIを導入し、紙カタログのデジタル化、問合せ窓口拡大などをおこなっています。今回はご担当のI様とN様に、ActiBook / IZANAI導入についてのお話を伺いました。
─ActiBook / IZANAI導入前の課題をお聞かせください。
I様:導入前は、お客様に紙媒体の資料を送っていました。郵送だと、お客様の手元に届くのは早くて次の日か二日後です。お客様は問い合わせたときが一番興味関心のある状態なので、タイムロスをなくして、もっと早く情報を届けたいと思っておりました。
また紙媒体なので、情報の更新が発生しても、発行してしまったものは直せません。古い資料が手元にあるお客様は、古い情報を見てしまいます。情報更新にも課題がありました。
─郵送するとなると、その分のコストも必要ですね。
N様:月に130件ほど資料を送っていたので、発送コストや手間はかかりましたね。改善案として、自社のホームページに資料をアップロードして、URLを共有する方法も試しましたが、PDFなので、めくる、見開き表示をするなどの機能はなく、思うような見せ方はできませんでした。
さらに、資料送付後に連絡が取れなくなり見学予約につながらない、お客様が資料を開いたのかわからず追客がしにくい、という課題もありました。こうした点を改善したいと思い、ActiBookとIZANAIの導入を検討しました。
ーActiBookの導入の決め手をお聞かせください。
N様:資料を、紙カタログのように見せられるのが魅力的でした。また、ActiBookの中にリンクを埋め込める機能もよいと思いました。資料とWebサイトをつなげられるので、再度ホームページに戻ってきてくれる可能性が高まります。
─フリープランを試してから、本格導入を決めましたか?
N様:はい。無料版があったので、試しに使ってみたらとても使い勝手がよかったです。インターフェースがよいので、ユーザーもスマホで気軽に資料閲覧や見学予約ができそうだと感じました。本格導入前に無料プランを試して、使いやすさを身に染みて感じたのも導入の決め手になりました。
─次に、IZANAIの導入の決め手をお聞かせください。
N様:チャットボットを使えば、電話で予約を取るよりも気軽に面談の申し込みができます。面談率を上げたいという弊社の課題に役立ちそうだと感じたため、導入を決めました。
─ActiBook / IZANAIを導入する際に期待したことを教えてください。
I様:ActiBookはリンクや動画の埋め込みができるため、より弊社の望む形で情報伝達ができそうだという期待がありました。また、お客様が資料を見たかどうか確認できるので、アプローチしやすくなることも期待しました。
IZANAIの場合は、チャットボットを活用して問い合わせやすい環境を整えることで、問い合わせ数の増加を期待しました。
─導入にあたって不安だったことはありますか。
I様:長年紙媒体しか使ってこなかったので、うまく運用できるのか、本当に成果が出るのか、業務の負担が増えるのではないかという不安がありました。事前に無料プランで試してみて、使えそうだと思ってから導入できたのでよかったです。ツールが使いやすいため業務の負担が増えずに使えています。
ー現在、ActiBook / IZANAIをどのような用途で利用していますか?
I様:販売資料をデジタル化して、お客様にリンクを共有するだけで、資料を送れるようにしました。また、現地看板(分譲地に設置する看板)にQRコードをつけて、通りすがりのお客様がその場で資料を閲覧できるようにしました。
QRコードをスキャンすると、MAツールで作成したLPへ飛びます。その画面で個人情報を入力すると、ActiBookで資料が見られる仕組みです。電子ブックを見たお客様がそのままチャットボットへ移動して、見学予約や問い合わせができる施策も実施しています。
ー導入後に得られた成果について教えてください。
N様:ActiBookをMAツールと併用して活用することで、新規顧客や既存顧客から多くの反響を得られました。IZANAIは現在改良中ですが、お問合せから見学予約につながったものが出ています。
I様:資料請求後すぐに営業担当がActiBookのURLをメールで送るため、お客様の感度が高いうちにアプローチできるようになりました。
土地の仕入契約後すぐに現地看板を設置して、ActiBookへの導線を作ることで、近隣のお客様や通りがかったお客様から問い合わせが得られるようになったのも大きな成果です。
施策を開始した2023年3月17日~2024年7月28日までで、合計260件の問い合わせを獲得。その他、各種SNSやメルマガにもActiBookへの導線を作ったことで、全体で500件の物件問い合わせを獲得しています。
ー導入前と比べて、数値的にどのくらい変化がありましたか?
N様:看板に検索ワードや電話番号のみ掲載していた時期の問い合わせ件数は、年間で30件ほどでした。MAで計測できるように整え、ActiBookを組み合わせた施策を進めた結果、問い合わせは160件以上になり約5倍に変化しています。
ー5倍は大きな変化ですね。
N様:効果的な施策を実施できていることと、スマホの普及やQRコード利用の活発化など、世の中の変化に合ったアプローチをできたことが、大きな要因だと感じています。
営業が、デジタルブックを閲覧したか確認してからアプローチできるようになったのも大きいですね。閲覧したことがわかるので、「間取りはどうでしたか?」とより具体的なお話からスタートできます。その結果、商談をスムーズに進められるようになりました。
ーActiBook / IZANAIを使用した感想、どのようなことに役立っているのかなどをお聞かせください。
I様:どちらもリーズナブルなうえに使いやすく非常に満足しています。ActiBookは、私たちのようにプロモーションやマーケティングを担当する部署にとっては、手軽に反響獲得ができるツールだと思いました。感度の高いお客様に、タイムロスなくアプローチできるのも、非常に効果的だと感じています。
N様:とても満足しています!紙媒体を使用していたときは、古い情報をもとに商談に来るお客様がいました。「ここにこう書いてある」と内容を信頼して来てくれるので、途中で計画が変更され、情報の更新があった物件は問題になります。
デジタルブックは情報が更新できて、常に新しい情報をお客様の手元に届けられます。これは、デジタル化して非常によかった点です。
IZANAIは、まだまだ使い道があると考えているので、目標を達成できるように改善していきたいです。
ーペーパーレス化したことで、変化はありましたか?
N様:弊社は環境へ配慮した省エネ住宅を建てている企業なので、ペーパーレスの活動はブランディングにつながると感じています。
また、紙媒体は情報の更新があると、古いものを捨てる必要がありました。デジタルカタログに変えたことでこうした点を改善でき、廃棄する資源を減らせたのもよかったです。
ーActiBook / IZANAIは、どのような会社におすすめだと思いますか?
I様:不動産業界の人ですね。この業界はまだまだ紙媒体が主流です。弊社の事例を見ていただければわかりますが、手軽にデジタル化できるので、もっと多くの会社さんに使ってみてほしいと感じました。
N様:規模の小さい会社であればあるほど、資料の郵送コストが負担になります。追客も郵送も営業が行っている、という会社さんは、相性のよいツールかもしれません。デジタル化することで大きなコスト削減になると思います。
ー今後、ActiBook / IZANAIを使っておこないたい施策などはありますか?
I様:ActiBookはうまく活用できているので、今後も継続して使っていきたいと思っています。IZANAIに関しては、あとは成果のみ、という所なので、トライアンドエラーで弊社に合った方法を見つけて、もっと見学予約がとれるように運用していきたいです。
N様:今後は、SNSにも力をいれていきたいです。ActiBookやIZANAIは、SNSとも相性がよいツールなので、活用したいと思っています。
また、ActiBookを閲覧していても、連絡がとれないお客様がいます。そういった方に、IZANAIで行動をうながして、「別の提案をもらおうかな」「もう一軒見てみようかな」と思ってもらえるようにしたいです。営業につなげる役割として使いたいと思っています。