【2024年最新版】電子ブック作成ソフトの選び方とおすすめツール5選

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電子ブックを作成する際、どのソフトを選べば良いのか、機能や価格をどう比較すればいいのかという疑問を多くの方が抱えています。本記事では、電子ブック作成ソフトの選び方のポイントを解説いたします。

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電子ブック作成ソフトとは?

電子ブック作成ソフトは、デジタルフォーマットで資料を作成し配布するためのツールです。このソフトウェアは、電子書籍、カタログ、営業資料など、多岐にわたる用途に利用されています。

電子化することで、印刷・輸送コストを削減できたり、重たくなってメールでは添付できなかったPDFがURLで送れるようになったりすることが可能です。

マーケティング活動で利用するホワイトペーパーや営業資料、商品カタログなど、幅広い用途で活用されています。

参考記事:電子(デジタル)カタログを無料で作成する方法とは?おすすめツールと活用テクニックを紹介

電子ブック作成ソフトの選び方の5つのポイント

電子ブック作成ソフトを選ぶには、以下の5つのポイントを考慮することが重要です。

  1. 利用目的の明確化
  2. ツールの使いやすさ
  3. サポートの有無
  4. セキュリティ
  5. 費用

利用目的の明確化しましょう

まずは電子ブックの利用目的を明確にします。よくある利用目的として、印刷コストを下げるために電子化する、資料を計測してどれくらいお客様に読まれたのか分析したいなどです。

ただ電子化して目的が達成されるケースもありますが、それだけでは費用が合わない場合があります。

電子ブックは電子化だけではなく、幅広い用途で利用できるツールでもあるため、営業担当者に自社ではどういう使い方ができるのか相談してみるのもいいでしょう。

ツールの使いやすさはかなり重要

使いやすさは運用していく際に非常に重要です。

導入者は問題なくても、実際に使っていく方々が使いにくさを感じていると、余計な学習コストややりとりが発生します。

また、電子ブック化した資料を実際に見た際に問題が起きなさそうかも考慮しておく必要があります。

たとえば、電子ブックを閲覧する方の多くが高齢者の場合、デジタルに慣れていないがゆえに電話での問い合わせが増える可能性があります。このようなことも加味して実際にツールを触って検討しましょう。

サポートの有無や得意領域を確認しましょう

サポートが必要かどうか、またサポートの範囲でツールの費用が変わってきます。基本的に無料のサービスではサポートは受けられません。

有料ツールでは費用内にサポート代が含まれていることが多いです。ツールの使い方やテクニカルサポートが基本的なサポート内容になります。ただ、機能面以外のサポートができるかどうかは提供企業によって異なります。

たとえば、母体が制作会社の電子ブックであれば、電子カタログのデザインや制作についてもサポートが可能です。営業・マーケティング支援を提供する会社であれば、売上に貢献するためのサポートを行うことを強みとします。

セキュリティ体制のチェックも忘れずに

ほとんどのツールでは電子化した際のURLがSSL化されていたり、IPアドレスで閲覧制限をかけたりすることが可能です。

利用用途によっては求められるセキュリティ要件が異なったり、導入に際して情報システム部門から調査を求められたりするケースがあります。セキュリティ要件を満たしているのか、セキュリティチェックシートへの対応を行っているのか確認しておきましょう。

費用

有料版の電子ブック作成ソフトには大きく2つの支払い形態があります。一つ目は月額費用が発生する形態です。年一括で支払うことも可能な場合があります。もう一つは買い切り形態です。

どちらも一長一短がありますが、大きな違いは運用中に手間がかかるかどうかにあります。月額費用が発生するケースではサポート費用が内包されているため、トラブルがあった際に迅速に対応してもらえたり、定期的にアップデートが自動で行われるため、自分でアップデートする必要がありません。

買い切り形態では金額は抑えられるものの、上記のようなことは基本的には受けることができません。

電子ブック作成ソフトの主な機能

コンテンツ編集機能

電子ブック作成ソフトの基本機能は資料やカタログを登録することと登録したものをカスタマイズすることです。
カスタマイズできることとして、資料内に動画や音声を挿入したり、チャットボットや日程調整ツールなどを挿入することが可能です。

配信・共有機能

電子ブックはURL化(リンク化)され、ユーザーに届けることが可能です。ただそれ以外にも届ける手段があります。

  1. 本棚サイトで資料を共有する
  2. 会員/限定サイトでIDとパスワードを持った人にだけ共有する
  3. 認証されたユーザーにのみ共有する

1.本棚サイトで資料を共有する

登録した資料をWebサイトのように公開することが可能です。基本的に誰でも見れるようになっているため、カタログやサンプルを常に最新の状態で公開しておくことが可能です。

2.会員/限定サイトでIDとパスワードを持った人にだけ共有する

会員サイトのようにユーザーにIDとパスワードを付与することが可能です。たとえば、社員しか閲覧できないようなWEB社内報のようなものを作成できたり、会員登録したお客様にのみ資料を閲覧できるようにしたりすることが可能です。

3.認証されたユーザーにのみ共有する

会員サイトとは異なり、資料単位で制限をかけることが可能です。メールアドレスを入力したユーザーにのみ閲覧できるようにすることでユーザー単位での分析が可能になります。


効果測定と分析機能

電子ブックは効果測定し分析できることも強みです。電子ブック作成ソフトの多くは、どのページがどれだけ閲覧されたか、どのリンクが最もクリックされたかといったデータを収集する機能を備えています。

また、GoogleAnalytics4などの分析ツールでも計測できるようになっていることが多いです。PDFではできなかった資料内の行動分析が可能なことによって、コンテンツの改善に役立てることができます。

おすすめの電子ブック作成ソフト

電子ブック作成ソフトのActiBook
ActiBook(
クラウドサーカス株式会社)

3ステップで電子ブックを作成できるサービスです。電子ブック化したいPDFを管理画面にドラッグ&ドロップするだけ。officeファイルや動画にも対応しているため、資料やセミナー動画を簡単にシェアすることが可能です。

電子ブックフリープランの利用期間は1週間〜30日間ほどに設定しているツールが多いですが、ActiBookは利用期間に制限がなく試すことが可能です。(3ファイルかつ50MB以内の制限あり)

参考:ActiBook|資料・動画を誰でも簡単に配信 3ステップで作成から配信までできる電子ブック作成ツール

電子ブック作成ソフトのメクリブ
meclib(
株式会社コトブキ企画)

誰でも簡単にデジタルブックを作成・公開・管理できるクラウドサービスです。

動画やYouTube、GIFアニメーション、パノラマ画像、音声、Googleマップなど、多彩なコンテンツを設定できたりします。

また企業が所有するデータベースを利用し、型番検索や品名検索などを簡単に実装できる「カスタムデータベース機能」などを備えているサービスです。

参考:meclib


電子ブック作成ソフトのebook5

ebook5(株式会社ルーラー)

誰でも簡単にPDFからHTML5の電子カタログが作成できるクラウドサービスです。

シンプルな操作法で、高品質で高速表示ができるユーザーにも便利な電子カタログがわずか3分ほどで作成できます。アウトライン化されていないテキスト情報を持つPDFから作成すれば、全文検索に加え、コピー&ペーストにも対応しています。

参考:ebook5

電子ブック作成ソフトのflipper
FLIPPER U2(ロゴスウェア株式会社)

FLIPPER U2は、HTML5対応のデジタルカタログ・ブックを作成が可能です。オプションを追加することで、オンラインだけでなくオフライン環境でも閲覧することが可能となります。ページ数や利用頻度に応じた8つのプランから選択可能。使った分だけ支払う「従量課金」プランがあるのが他サービスにはない特長です。

参考:FLIPPER U2

電子ブック作成ソフトのSimplePage
SimplePage(株式会社プロフィールド)

SimplePage®はカタログのような俯瞰的な調べやすさと、WEBサイトのような豊富な情報量と更新性を有した、 まるでWebと紙が融合したような新しい販売プラットホームです。表示する商品は、商品単位ではなくブロックで管理するため、複数のメディアへの展開もスムーズ。随時、新商品の追加や情報の更新も可能です。AIを活用した説明文自動生成や多言語翻訳、スペルチェックなど、販促媒体を改善し、売上拡大につなげるための機能も充実しています。

参考:SimplePage

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トライアル期間の活用方法

多くの有料電子ブック作成ソフトは、トライアル期間を設けています。この期間を利用し導入前にその電子ブックが自社の課題を解決できるのか検証することが可能です。

トライアルを最大限に活用するためには、何を検証すべきかを明らかにしておくことが重要です。すぐにでも解決したい課題がある場合は特に要件を決めておくことが必要です。

ActiBookの場合はトライアル期間に制限がないので、必要になったタイミングで有料化を検討することが可能です。


電子ブックの作成事例

ここでは、弊社のActiBookの事例を紹介いたします。

株式会社キングジム様

紙カタログを電子ブックへ。閲覧ユーザーの動きが視覚化でき、営業の負担も軽減した事例です。

1つの製品あたり数万枚カタログを印刷するため、印刷の手配や保管場所、各地への輸送、得意先へのお届けにマンパワーや物流コストがかかるという課題がありましたが、電子ブックにすることでこれらの問題が改善されました。

導入事例:紙カタログを電子ブックへ。閲覧ユーザーの動きが視覚化でき、営業の負担も軽減されました。|株式会社キングジム様

株式会社マウンテック様

ActiBookをホームページ上のデジタルカタログに利用していましたが、ログを取得できても施策に結びつけられないという課題がありました。そこで、「閲覧通知機能」を導入しました。「いつ、誰が、どのページを見ているのか」を把握できるようになり、見込み顧客の興味関心をリード獲得の段階でわかるようになりました。カタログ閲覧者へのお礼メールに閲覧箇所の内容を含めた所、返信率は10%以上を達成。具体的な商談にもつながっています。

導入事例:デジタルカタログに「閲覧通知機能」を導入!お礼メールの返信率10%で商談機会を創出|株式会社マウンテック


アニヴェルセル株式会社様

パンフレットの制作に関して二つの大きな問題に直面していました。一つは制作コストが高いこと、もう一つは1冊あたりの単価を下げるために大量に印刷したパンフレットの内容が古くなってしまうという点でした。これらの課題を解決するために、私たちは電子ブック作成ツール「ActiBook」を採用しました。このツールの導入により、より多くのお客様に最新情報のパンフレットを提供することが可能となりました。

導入事例:パンフレット制作コストを大幅に削減。高い満足度で現場からも好評です|アニヴェルセル株式会社様


まとめ

電子ブック作成ソフトを選ぶ際には、利用目的の明確化・ツールの使いやすさ・サポートの有無・セキュリティ・費用の5つの観点が必要であると解説しました。また、電子ブックの基本的な機能やおすすめのツールを紹介しました。電子ブックは単に電子化するだけに留まらないツールです。様々な観点からツールを比較し自社にとって最適なツールを選びましょう。


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執筆者

浦 将平

7年間マーケターとして従事。
法人向けの顧客管理ツールやデータ統合ツール、CMSのマーケティングに携わる。 2022年にクラウドサーカスに入社し、チャットボット・電子ブックのマーケティングを担当。 現在はクラウドサーカス全体のマーケティング戦略に従事。

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