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ホワイトペーパーとは?目的・種類・作成方法・事例・よくある疑問まで徹底解説

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ホワイトペーパーとは?目的・種類・作成方法・事例・よくある疑問まで徹底解説

「ホワイトペーパーって聞いたことはあるけど、実際どんなものなの?」

そう思っていませんか?

実は、ホワイトペーパーはあなたのビジネスを大きく成長させる可能性を秘めた、強力なマーケティングツールなんです。

専門的な知識やノウハウを詰め込んだホワイトペーパーは、顧客の信頼を獲得し、購買意欲を高める効果があります。

この記事では、ホワイトペーパーの基礎知識から作成方法、活用方法まで、分かりやすく解説していきます。

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ホワイトペーパーとは?

ホワイトペーパーとは、企業が作成する情報提供型のマーケティング資料のことです。 専門的な知識やノウハウ、データなどを用いて、読者の抱える課題や疑問を解決したり、業界のトレンド情報を提供したりすることで、読者の理解を深め、購買意欲を高めることを目的としています。

具体的な内容

ホワイトペーパーには、以下のような内容が含まれることが多いです。

  • 業界のトレンド分析
  • 課題解決のためのノウハウや方法論
  • 製品・サービスの導入事例
  • 調査・統計データ
  • 専門家による解説・考察

これらの情報を、図表やグラフなどを用いて分かりやすく解説することで、読者の理解を促進し、興味関心を高めることができます。

他のコンテンツとの違い

ホワイトペーパーと似たようなコンテンツとして、カタログやパンフレット、ブログ記事などがありますが、それぞれ目的や内容が異なります。

  • 製品やサービスの機能や価格などを紹介し、購買を促進するための資料
  • 特定のテーマについて、簡潔に情報をまとめた記事
  • 専門的な知識やデータに基づいて、読者の課題解決や意思決定を支援するための資料

ホワイトペーパーは、カタログやパンフレットよりも詳細な情報や分析を提供し、ブログ記事よりも専門性が高く、信頼性の高い情報源として活用されます。

ホワイトペーパー種類と具体例

ホワイトペーパーは、その目的や内容によって様々な種類に分けられます。 ここでは、代表的な5つの種類と具体例をご紹介します。


課題解決型

読者が抱える課題を特定し、その解決策を提示するタイプのホワイトペーパーです。 業界のトレンドや課題、解決策を具体的に示すことで、読者の共感を呼び、自社の製品やサービスへの関心を高めることができます。

具体例

  • テレワーク導入におけるセキュリティ対策
  • 製造業におけるDX推進の課題と解決策
  • 人材不足を解消するための採用戦略

製品紹介型

自社の製品やサービスの特徴やメリット、導入効果などを詳しく解説するタイプのホワイトペーパーです。 製品の機能やスペックだけでなく、導入事例や顧客の声などを盛り込むことで、読者の購買意欲を高めることができます。

具体例

  • AI搭載型マーケティングオートメーションツールの機能紹介
  • クラウド型人事管理システムの導入メリット
  • 新型業務用プリンターの省エネ効果

事例紹介型

自社の製品やサービスを導入した企業の成功事例を紹介するタイプのホワイトペーパーです。 具体的な導入効果や顧客の声を掲載することで、読者に導入イメージを持ってもらい、行動を促すことができます。

具体例

  • A社における業務効率化を実現したRPA導入事例
  • B社が顧客満足度向上を実現したCRM導入事例
  • C社がコスト削減に成功した物流システム導入事例

調査報告型

市場調査やアンケート調査などの結果をまとめたタイプのホワイトペーパーです。 客観的なデータや分析結果を提供することで、読者の信頼を獲得し、専門性の高い情報源として活用してもらうことができます。

具体例

  • 国内EC市場の最新動向
  • Z世代の消費行動に関する調査報告
  • 企業におけるサイバーセキュリティ対策の実態調査

商品・サービス比較型

自社の製品やサービスを競合他社のものと比較し、優位性をアピールするタイプのホワイトペーパーです。 客観的なデータや比較表などを用いることで、読者に納得感を与え、自社の製品やサービスを選んでもらうことができます。

具体例

  • 主要BIツール機能比較
  • オンライン英会話サービス5社徹底比較
  • プロジェクト管理ツール比較ガイド

ホワイトペーパーの活用方法

作成したホワイトペーパーは、ただ公開するだけでは十分な効果を発揮できません。 様々な方法で活用することで、マーケティング効果を最大化することができます。 ここでは、代表的な活用方法を2つご紹介します。

リード獲得に活用する

ホワイトペーパーは、リード獲得のための強力なツールとなります。 質の高いホワイトペーパーを提供することで、見込み顧客の関心を引き付け、コンタクト情報を取得することができます。

具体的には、以下のような方法があります。

ウェブサイトにダウンロードフォームを設置する

  • ホワイトペーパーをダウンロードするには、氏名やメールアドレスなどの情報を入力してもらうようにします。
  • これにより、見込み顧客の情報を収集し、リードとしてデータベースに登録することができます。

LP (ランディングページ) での資料請求

  • ホワイトペーパーの内容を要約して紹介するLPを作成し、資料請求を促します。
  • LPでは、ホワイトペーパーの価値を明確に伝え、ダウンロードするメリットを強調することで、コンバージョン率を高めることができます。

広告で使用 する

  • Web広告をクリックしたユーザーを誘導する landing page で、ホワイトペーパーをダウンロード特典として提供します。
  • 広告と連動した内容のホワイトペーパーを提供することで、ユーザーのニーズに合致した情報を提供し、リード獲得につなげることができます。

リードナーチャリングに活用する

リードナーチャリングとは、獲得したリードに対して継続的に有益な情報を提供し、顧客へと育成していくプロセスです。 ホワイトペーパーは、リードナーチャリングにも効果的に活用することができます。

具体的には、以下のような方法があります。

メールマガジンで配信する

興味関心に基づいたホワイトペーパーを、段階的にメールで配信していくことで、リードの理解を深め、購買意欲を高めることができます。

セミナーやウェビナーで配布する

セミナーやウェビナーの参加者に、関連性の高いホワイトペーパーを提供することで、理解を深め、満足度を高めることができます。

顧客専用サイトで公開する

既存顧客向けのサイトで、より専門性の高いホワイトペーパーや最新情報を提供することで、顧客とのエンゲージメントを高め、ロイヤリティ向上につなげることができます。

リードナーチャリングにおいては、ホワイトペーパーの内容だけでなく、配信タイミングやターゲットに合わせたパーソナライズも重要です。 MA(マーケティングオートメーション)ツールなどを活用することで、効率的にリードナーチャリングを行うことができます。

ホワイトペーパーの作成方法・手順

効果的なホワイトペーパーを作成するには、いくつかの手順を踏む必要があります。 ここでは、ホワイトペーパー作成の基本的な流れと、各手順におけるポイントを解説します。

目的の設定

まず、ホワイトペーパーを作成する目的を明確にしましょう。 目的が定まっていないと、内容が曖昧になり、読者に響くホワイトペーパーを作成することができません。

例えば、以下のような目的を設定することができます。

  • リードを獲得する
  • ブランド認知度を高める
  • 製品・サービスの理解を深める
  • 顧客の購買意欲を高める

目的を達成するためには、どのような内容のホワイトペーパーを作成する必要があるのか、ターゲット読者は誰なのかなどを具体的に検討しましょう。


ターゲットの選定

誰に向けてホワイトペーパーを作成するのか、ターゲットを明確にしましょう。 ターゲット層によって、興味関心や抱えている課題、情報ニーズは異なります。

ターゲットを絞り込むことで、より効果的なコンテンツを作成することができます。 具体的には、以下の項目を検討しましょう。

  • 業種
  • 職種
  • 役職
  • 年齢
  • 性別
  • 課題
  • ニーズ

これらの情報を基に、ペルソナ(架空の理想的な顧客像)を作成するのも有効です。

構成案の作成

ホワイトペーパーの構成案を作成しましょう。 構成案は、ホワイトペーパーの骨組みとなるもので、内容を整理し、読みやすく分かりやすい構成にするために重要です。

一般的には、以下の要素が含まれます。

  • 表紙
  • 目次
  • 概要
  • 本文
  • まとめ
  • 会社紹介
  • 問い合わせ先

これらの要素をどのように配置し、どのような内容を盛り込むのかを検討しましょう。 また、図表やグラフなどを効果的に活用することで、視覚的に分かりやすく、読みやすいホワイトペーパーを作成することができます。


情報収集

構成案に基づき、必要な情報を収集しましょう。 情報源としては、以下のようなものがあります。

  • 既存の資料(社内資料、過去のホワイトペーパーなど)
  • インターネット上の情報(業界レポート、統計データなど)
  • 書籍・論文
  • 専門家へのインタビュー
  • アンケート調査

信頼できる情報源から、正確で最新の情報を入手することが重要です。


ライティング

収集した情報を基に、ホワイトペーパーの本文を執筆しましょう。 ターゲット読者に分かりやすく、興味を持ってもらえるような文章を心がけましょう。

具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • 専門用語を避け、平易な言葉で書く
  • 論理的な構成で、分かりやすく説明する
  • 図表やグラフなどを効果的に活用する
  • 読者の共感を呼ぶような事例やエピソードを盛り込む
  • 客観的なデータや根拠を示す
  • 正確で簡潔な文章を書く

デザイン

ホワイトペーパーのデザインを行いましょう。 デザインは、読者の第一印象を左右する重要な要素です。

視覚的に魅力的で、読みやすいデザインを心がけましょう。 具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • 色使い
  • フォント
  • レイアウト
  • 写真・イラスト

デザインツールなどを活用することで、プロ並みのデザインを作成することも可能です。


配信

作成したホワイトペーパーを配信しましょう。 配信方法としては、以下のようなものがあります。

  • 自社ウェブサイトでのダウンロード提供
  • メールマガジンでの配信
  • ソーシャルメディアでの告知
  • 展示会やセミナーでの配布

ターゲット層に効果的にリーチできるよう、適切な配信方法を選びましょう。 また、ダウンロードフォームを設置することで、リード情報を獲得することもできます。

これらの手順を踏むことで、効果的なホワイトペーパーを作成することができます。 ただし、ホワイトペーパー作成は時間と労力を要する作業です。 必要に応じて、専門業者に依頼することも検討しましょう。


ホワイトペーパーを外注する時と内製する時の違い

ホワイトペーパーの作成方法には、「内製」と「外注」の2つの選択肢があります。 それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

ホワイトペーパーを内製するメリット

  • コストを抑えられる:外注費用がかからないため、予算を抑えることができます。
  • 社内ノウハウを活かせる:自社の製品やサービスについて熟知しているため、より深い内容のホワイトペーパーを作成できます。
  • 情報漏洩のリスクが少ない:社外に情報を出さないため、機密情報を含む場合でも安心して作成できます。
  • 修正がしやすい:担当者と直接やり取りできるため、修正や変更 requests に柔軟に対応できます。

ホワイトペーパーを内製するデメリット

  • 時間と労力がかかる:企画から制作、配信まで、全ての工程を自社で行う必要があるため、担当者の負担が大きくなります。
  • 専門的なスキルが必要:ライティング、デザイン、マーケティングなどの専門知識やスキルが必要になります。
  • クオリティの確保が難しい:専門的な知識やスキルが不足していると、クオリティの高いホワイトペーパーを作成するのが難しい場合があります。

ホワイトペーパーを外注するメリット

  • 高品質なものが出来上がる:専門的な知識やスキルを持つプロに依頼することで、質の高いホワイトペーパーを作成できます。
  • 時間を有効活用できる:ホワイトペーパー作成を外部に委託することで、担当者は他の業務に集中できます。
  • 多様な視点を取り入れられる:外部の専門家の視点を取り入れることで、新たな発見やアイデアが得られます。
  • 最新のノウハウを反映できる:常に最新のトレンドや技術を把握しているため、質の高いホワイトペーパーを作成できます。

ホワイトペーパーを外注するデメリット

  • コストがかかる:外注費用が発生するため、内製よりもコストが高くなる傾向があります。
  • 情報漏洩のリスクがある:社外に情報提供する必要があるため、情報漏洩のリスクを考慮する必要があります。
  • コミュニケーションコストが発生する:外部業者とのやり取りに、時間と手間がかかる場合があります。
  • 自社の意図が伝わりにくい:自社の製品やサービス、ターゲット層について、外部業者に十分に理解してもらう必要があります。

ホワイトペーパーは内製と外注どちらを選ぶべきか?

内製と外注のどちらが良いかは、以下の点を考慮して判断しましょう。

  • 予算: どれくらいの費用をかけられるのか?
  • 人的リソース: 社内にホワイトペーパーを作成できる人材がいるか?時間的余裕はあるか?
  • 専門性: 専門的な知識やスキルが必要な内容か?
  • クオリティ: どれくらいのクオリティを求めるのか?
  • 納期: いつまでに完成させる必要があるのか?

これらの要素を総合的に判断し、自社にとって最適な方法を選択しましょう。


ホワイトペーパーを作るときによくある疑問

ホワイトペーパー作成にあたり、よくある疑問点をまとめました。

Q1. ホワイトペーパーは何ページくらいが良い?

特に決まりはありませんが、一般的には10~30ページ程度が多いようです。 重要なのは、ページ数ではなく、ターゲット読者に必要な情報を十分に盛り込むことです。 内容が薄すぎると読者の満足度が低くなり、逆に長すぎると最後まで読んでもらえない可能性があります。

ターゲットや目的、内容に応じて適切なページ数を設定しましょう。

Q2. どんなツールを使えば作成できる?

ワードプロセッサーソフト(Microsoft Word、Googleドキュメントなど)で作成できます。 より高度なデザインやレイアウトを求める場合は、Adobe InDesignなどのDTPソフトを使用するのも良いでしょう。

最近では、Canvaなどのオンラインデザインツールも充実しており、手軽にプロ並みのデザインを作成することができます。

Q3. 費用はどれくらいかかる?

内製する場合は、実質的に費用はかかりません。 ただし、人件費やツール利用料などを考慮する必要があります。

外注する場合は、業者や内容によって費用が大きく異なります。 一般的には、数万円~数十万円が相場と言われています。 事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

Q4. どれくらいの期間で作成できる?

内製する場合は、1ヶ月~数ヶ月程度かかることが多いようです。 内容や担当者の業務量によって期間は変動します。

外注する場合は、業者によって異なりますが、数週間~数ヶ月が目安となります。 事前に納期を確認し、スケジュール調整を行いましょう。

Q5. 作成したホワイトペーパーはどうやって活用すればいい?

作成したホワイトペーパーは、以下のような方法で活用することができます。

  • 自社ウェブサイトでダウンロード提供する
  • メールマガジンで配信する
  • ソーシャルメディアで告知する
  • 展示会やセミナーで配布する
  • 営業活動で活用する
  • 広告 landing page で使用 する

ターゲット層に効果的にリーチできるよう、適切な活用方法を検討しましょう。

Q6. 効果測定はどうすればいい?

ホワイトペーパーの効果測定には、以下のような指標を用いることができます。

  • ダウンロード数
  • 閲覧数
  • リード獲得数
  • コンバージョン率
  • ウェブサイトへのアクセス数

これらの指標を分析することで、ホワイトペーパーの効果を把握し、改善につなげることができます。 Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを活用するのも有効です。


まとめ

ホワイトペーパーは、専門的な知識や情報を提供することで、読者の課題解決を支援し、購買意欲を高めるマーケティング資料です。

効果的なホワイトペーパーを作成するには、目的を明確化し、ターゲット読者に合わせた内容にする必要があります。 構成案の作成、情報収集、ライティング、デザインなど、各工程を丁寧に進めることが重要です。

ホワイトペーパーは、リード獲得やリードナーチャリングなど、様々なマーケティング活動に活用できます。 ウェブサイトでのダウンロード提供、メールマガジンでの配信、セミナーでの配布など、適切な活用方法を検討しましょう。

ホワイトペーパー作成には、内製と外注の選択肢があります。 それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

よくある疑問点を解消し、効果的なホワイトペーパー作成に取り組むことで、マーケティング活動を成功に導きましょう

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執筆者

浦 将平

7年間マーケターとして従事。
法人向けの顧客管理ツールやデータ統合ツール、CMSのマーケティングに携わる。 2022年にクラウドサーカスに入社し、チャットボット・電子ブックのマーケティングを担当。 現在はクラウドサーカス全体のマーケティング戦略に従事。

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