クラウドサーカス株式会社が提供するチャットボット「IZANAI」と電子ブック作成ツール「ActiBook」、ARマーケティングツール「LESSAR」を導入されているお客様の事例をご紹介します。
今回は、桜花学園高校様に取材をさせていただきました。
桜花学園高校
伝統ある女子校として創立117周年を迎えられた桜花学園高校様。「心豊かで気品に富み、洗練された近代女性の育成」という建学の精神のもと、「四訓」=「感謝」「規律」「奉仕」「努力」という4つの実践項目を掲げて、生徒育成に励まれています。
1年次は「特進コース」「国際キャリアコース」「進学コース」に分かれ、2年次には進学コースが「保育」「文系Ⅰ」「文系Ⅱ」の3コースに再編成されるなど、生徒の幅広い進路希望に対応するため、多様なコース編成を実施されています。
内木場:今回、IZANAIの導入を検討された経緯を教えていただけますでしょうか?
ミズタニ様:うちの学校はICTに力を入れているので、生徒募集にあたって中学生のみなさんにその部分をアピールできるようなコンテンツを探していました。
そこで、まず最初の接点となる「募集要項」をデジタル化していこうと考えたんです。チャットボットを活用して、受験生の数を増やしたいと思い、ツールの導入を決めました。
内木場:いろいろなツールを検索されたと思いますが、その中でクラウドサーカスを選んでいただいたきっかけや理由は何だったのでしょうか?
ミズタニ様:個人的なことですが、普段ネットを利用して購入している商品があって、その説明書が「ActiBook」で作られていたんです。デジタルパンフレットが作れる業者を探していたので、そこからクラウドサーカスさんにたどり着きました。
内木場:ユーザーとして「ActiBook」を利用されていたんですね。
それでは、「チャットボットを探していた」というよりも、ActiBookのユーザー体験から紐付いて、IZANAIを知っていただいたという流れですか?
ミズタニ様:そうですね。ただ、私たちは教師なので、コンテンツ作成などの作業だけに専念することができません。そのため、まずは「操作がしやすい」ということが選定するうえで絶対的な条件でした。ActiBookが簡単に設定できたので、IZANAIも使いやすさに期待して導入を決めました。
内木場:ありがとうございます!別商材の使いやすいイメージから入ってきていただくことも多いので、いつも嬉しく感じています。
内木場:納品から設定までどのくらいの時間がかかりましたか?お急ぎだったんですよね。
ミズタニ様:そうですね。1ヶ月くらいで設定できました。サポートがあったからできたことだと思っています。
内木場:そう言っていただいて恐縮です。実際に導入してみて、大変だったことはありましたか?
ミズタニ様:以前から導入したいとは考えていましたが、具体的な設計イメージはなかったので、実際にどう進めればいいのかを悩みました。
ただ、設計の段階からいろいろとサポートしていただいたので、そんなに苦労したという感じはなかったです。
内木場:今回、効果的によかったなと感じること、数値的な変化などはありましたか?
ミズタニ様:導入する話になったとき、デジタルにあまり詳しくない年配の先生方の中には、何を言っているのか分からないと思っている方もいたようです。
でも、これだけ閲覧数があることをお伝えしたら、求められているコンテンツだと理解してもらえると思います。いままで「紙で配ることが大事」といわれてきましたが、そうではなく、安価でたくさんの人からアクセスしてもらえる、かつ中学生からも求められている「デジタルコンテンツが必要」という考え方に変わるんじゃないかと思うんです。それが1番大きい成果ですね。
内木場:チャットボットの利用率を見ても、とてもいい数値が出てますね。使ってくれる生徒さんたちとのフィット感があったんだと思います。年齢的なニーズやコンテンツの手軽さなどが反映された結果ですね。
先生方の意識が変わってくると、より学校内のデジタル化、DX化が加速していきそうですね。紙が電子になるだけでもだいぶ違うかもしれません。
ミズタニ様:そうですね。実際にいつも印刷していた「募集要項」を電子ブック化したことで、印刷部数をかなり削減できました。コスト面だけみてもすでに成果が出ています。
パンフレットでいえば、約40%のコストカットになりました。中学校に印刷したパンフレットを置いてもらうので、完全に紙をなくすことはできませんが、「足りなくなると困るから」と必要以上に刷っていた分は減らせたと思います。
それ以外の印刷物もすべてデジタル化できれば、トータルしてかなりのコストダウンにつながります。来年はもっと減らしていきたいですね。
藤野:環境的にもすばらしいですね。SDGsの観点からもインパクトがあると思いますし、ICT化は学校のアピールポイントになりますね。
内木場:チャットボットや電子書籍などツールを活用して、今後やっていきたいことを教えていただけますか?
ミズタニ様:いままで紙で作成していた資料をデジタルコンテンツ化して、情報の整理をしていきたいです。
それと、中学生のみなさんのニーズを把握して、学校側も時代の流れに合わせていきたいですね。
学校ってわりと世間からズレているところがあるんです。ずっと変わらない部分があって。でも、コロナ禍を経て、世の中的にもいろいろなことが変化している。授業のあり方や、教室の設備とかも変わってきているので、次にやることはその中身であるコンテンツを有効なものに作り変えていくことだと感じてます。
いままで学校がやってきたことを新しいコンテンツに変えて、よりよいものにしていく作業。それが、クラウドサーカスさんとだったらできるかなと思っています。
それから、いまは生徒募集に重点を置いていますが、今後は学校祭でARを活用するなど、楽しいコンテンツも作っていきたいですね。クオリティの高いデジタルコンテンツを作成できれば、生徒たちの満足度も上がっていくと思うんです。「楽しさ」や「クオリティ」を高めることに利用していきたいと考えています。
内木場:そうですね。学校祭でも使っていただければ、来校する中学生たちの印象も先進的なイメージになると思うので、ぜひ有効活用していただきたいです。
藤野:ARを含めて、チャレンジできることがたくさんあると思います。ActiBookでいえば、「Poste(ポステ)」というアプリからも手軽に見られるので、スマートフォンやタブレットがあれば、学校からのお知らせもすぐに確認できます。
ある企業さんでは、社内報にActiBookを使われていて、実際にどのくらい見ているのかもログでチェックされています。「ちゃんと資料が見られているのか」ということを確認するためにActiBookを使うのもおすすめですよ。
ミズタニ様:いまのお話を聞いて、学校から渡している「学校生活や学校行事のしおり」なども電子化して、気軽に見られるといいなと思いました。生徒はみんなiPadを持っているので、簡単にシェアできそうです。オフラインでも見られますか?
藤野:「Poste」からダウンロードすればいつでも見られます。紙で印刷する必要がなくなりますよ。
ミズタニ様:じゃあ、「修学旅行のしおり」にもいいですね。しおりも業者に発注して製本するので期限があるんですよ。電子ブックならすぐ共有できますね。
藤野:ActiBookは、生徒さんのiPadにプッシュ通知も送れます。しおりがアップされたら「しおりができました」と、対象の学年だけに通知することも可能です。生徒さんたちも迷いなく資料が確認でき、探す手間もなくなりますよ。
内木場:ユーザーによって閲覧できる内容が変えられるので、先生たちだけでグルーピングしていただければ、職員会議資料は先生だけ見られるという使い方もできます。
ミズタニ様:ありがとうございます。使い方が広がりました。いままで自分たちでホチキス止めしていたような細かい資料にも活用できそうです。
内木場:資料作りに費やしていた時間をカットできれば、他で有効的に使えますね。これからもいろいろなシーンで活用していただければと思います。
今回はインタビューのご協力ありがとうございました!
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