電子化で最新の情報を常に届けるカタログに!動画埋め込みやカタログの一覧表示で、お客様にオリジナル筆記具の魅力をより伝えやすく|株式会社エポックケミカル様
クラウドサーカス株式会社が提供する電子ブック作成ツール「ActiBook」、CMS「BlueMonkey」MAツール「BowNow」を導入されているお客様の事例をご紹介します。今回は、株式会社エポックケミカル様にお話を伺いました。
目次
株式会社エポックケミカル様
事業内容
株式会社エポックケミカル様は、筆記具、化粧品容器を中心としたプラスチック加工品を企画から成形、市場投入まで一貫したシステムで生産されている企業様です。なかでも筆記具・文具雑貨は、自社ブランドの「KOBARU」を立ち上げて、陶器類に絵が描ける「らくやきマーカー」や、ホワイトボードで習字ができる「消せる筆ペン」などを企画・販売。独自の視点で開発したオリジナル商品を展開されています。
導入前の課題
藤田:現在「ActiBook」をご利用いただいて、Webカタログを公開されていますが、「ActiBook」を検討されたきっかけや導入前の課題をお伺いできますでしょうか。
井本様:もともとクラウドサーカスさんのCMS「BlueMonkey」を導入していて、自社のWebサイトも作っていただいたんです。
その当時から社内で商品カタログも制作していましたが、ずっと紙で発行していて、冊子を作って得意先へ配布していました。でも年々、そのハンドリングが大変になってきて。在庫をもたなければいけないですし、配布部数が読めなくて更新のタイミングで大量に破棄することもありました。
藤田:冊子のカタログは何部くらい印刷していたのですか?
井本様:初回の発注は5,000部くらいです。冊子なので重たいですし、在庫の保管にもかなりの場所を取っていました。次のカタログが納品される前に保管スペースを空けなければいけないので、業者さんに一括して引き取ってもらったり、管理するのが大変なんですよね。
得意先には、「紙のカタログがいい」とおっしゃる方もまだまだいるので、完全にゼロにすることはできません。でも電子ブックにすれば、使いやすくなるお客様も多いのではないかと思い、クラウドサーカスさんにご相談しました。
藤田:新たにBowNowを導入いただきましたが、導入に至る背景をお聞かせください
井本様:弊社のメールの配信の仕方がOutlookのメーリングリストで運用していました。既存のお客様に新しい情報を発信することをメインに利用していました。主に2つの問題を抱えておりました。
一つは、メーリングリストを使った運用が現在の法律上グレーゾーンであること。もう一つは開封率や到達率、リンククリック率がわからないことです。新商品の情報が取引先の担当者に直接会って確認しないとわからない状態であることを改善したいと考えておりました。
このような課題をぼんやりと思っていた中で、BowNowを紹介いただいたことで導入に至りました。
活用と効果
藤田:紙のカタログは、どのくらいの頻度で更新されているのでしょうか?
井本様:年に1度リニューアルをしています。ただ更新までの間には、商品が廃盤になったり、新商品が追加されたり、情報を変更したいタイミングっていっぱいあるんですよね。そのため紙だけのときは、新しい商品が追加されたら別に差し込み用のページを作ったり、廃盤の場合は上からシールを貼ったり、非効率な作業がたくさん発生していました。
その点、電子ブックはいつでも最新の情報に更新できます。そこが導入していちばんよかったと感じるところですね。いまはお客様になるべくWebカタログの方を見てもらえるように、いろいろな対策を打ち出しています。
藤田:常に最新の情報を掲載するにはなかなか工数がかかりますよね。新商品は頻繁に追加されるのですか?
井本様:社内目標として、年に3商品以上は追加することを掲げています。なので確実に3回は更新作業が必要になるんです。
藤田:年に3回以上も差し込みやシール貼りの作業が発生するとかなり時間が取られてしまいますよね。実際に、電子カタログにしてみて作成から更新まで大変な作業はありましたか?
井本様:特に大変な作業はありませんでした。私含め社内には、デジタルの操作に慣れていない社員も多いのですが、その中でも問題なく運用できているので、みんな使いやすいのではないかと感じています。
画像引用元:株式会社エポックケミカル KOBARU 総合カタログ
藤田:ありがとうございます。今は得意先の方に紙と電子ブックの両方を配布されているのですか?
井本様:そうですね。新規のお客様から電話でお問い合わせをいただいた時は、取り急ぎ電子版をご案内しています。ただ既存のお客様は、いまも紙の方がメインで、カタログをリニューアルしたら何十部という単位で一気に得意先へ配っていますね。
藤田:電子カタログを拝見しましたが、商品ごとにひとつずつ動画を載せているカタログもあるんですね。どのようなことがきっかけで制作されたのですか?
井本様:動画は新商品が出るタイミングで、プロモーションとして作ることが多いんです。ただ、いままではせっかく作った動画も展示会でしか披露できていなくて。YouTubeチャンネルがあるので、そこにはアップしていましたが、そのこともお客様からご連絡いただいたときだけご案内する程度でした。
ですがそれではもったいないので、電子カタログを見に来てくれた方に動画も見てもらえないか、と考えたんです。
最初は、通常版のカタログに動画を埋め込みました。動画が不要な人にはうっとうしいかなと思い、通常版とは別に「動画集」というカタログを作りました。
画像引用元:株式会社エポックケミカル kobaru商品 動画集
藤田:動画を見たお客様の反応はいかがでしたか?
井本様:「イメージが湧きやすい」といい評価をいただきました。動画は社内で制作しているので、カタログを見て「データが欲しい」とお問い合わせいただければすぐ渡せますし、プロモーションにも活かせていると思います。
藤田:ActiBookでは、「電子ブックサイト機能」を使ってWebカタログを一覧で表示させる方法と、単体で見せる2つのパターンがあるのですが、貴社では一覧で公開されていますね。最初からこの見せ方でいこうと決めていたのでしょうか?
画像引用元:株式会社エポックケミカル KOBARUカタログ
井本様:最初から自然とこの見せ方になりましたね。お客様にご案内するのも、自社サイトのバナーリンクも、このカタログ一覧のURLです。
お客様が何を見たいのか、こちらでは判断できないので、お客様に選んでもらうのがベストかなと思い、このような表示にしました。
メールの署名にもカタログ一覧のURLを入れて、営業の名刺や紙のカタログには、このページにリンクしたQRコードを載せています。また展示会では、Web版を知らずに紙のカタログをもらわれる方が多いので、エコをアピールしながら冊子の近くにQRコードを置いて、Webへのアクセスを誘導しています。
藤田:とても徹底してプロモーションされていますね。そのほかにも、ActiBookのログ閲覧機能を使われているとお伺いしたのですが、どのように活用されているのですか?
井本様:Webサイトとカタログごとの流入数を集計しています。毎週月曜日に発表しているのですが、ただ発表するだけでは意味がないので、前の週と比較した数字の伸びもチェックしています。
アクセスが増えた場合は、その週に行ったことを確認して、どの施策がどのぐらい成果を出しているのかといった指標にしているんです。
藤田:具体的には、どのような施策でアクセスが増えたのですか?
井本様:たとえば年に3回、大型の展示会に出展しているんですけど、やはりその直後は閲覧数が増えています。あとは、文具問屋さんが開く見本市でのアプローチも効果的でした。そこで積極的に電子カタログの案内を行った後は、そのまま数字に反映されやすいです。
今後の展望
藤田:実際に商品を購入する時は、一度カタログを閉じて、Webサイトに戻ってから貴社に問い合わせをするという流れになりますか?
井本様:Webカタログからの動きはそうなります。当社のサイトからカタログにアクセスしても、問い合わせする場合は、またサイトに戻って問い合わせボタンを押すという流れです。
今後は、電子カタログからお問い合わせへの導線を強化していきたいと考えています。
電子からログに問い合わせへのリンク設置の強化や、チャットボットを設置できるとも伺ったのでクラウドサーカスさんのチャットボット『IZANAI』のフリープランを活用して、まずはテストで実施していきたいと考えています。
藤田:電子ブック×チャットボットは最近活用が広がってきている新しい使い方ですが、電子カタログでのコミュニケーション強化や、問い合わせへまでのシームレスな体験を提供するのに最適な活用方法なので、ぜひフリープランから始めてみて効果を実感いただければと思います!
今回はインタビューのご協力ありがとうございました!